今もどこかで誰かが生まれ そして今この瞬間にも 誰かが空へ昇って行く。 どんなに喜んでも どんなに悲しんでも、 帰らないかけがえのないもの。 それがたとえ僕の知らない場所で 僕の知らない人たちの話であっても、 知ってしまったときの痛みは同じ。 思い出したように見上げた空からは 白いしろい空の涙。 淋しくなるねって伝言を乗せて、 手のひらで溶けた。
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