blogのつぶやきから      

― 「追憶」 ―

外はいつの間にか   白に包まれていた
窓をぬぐう君の指が   やけに細くみえた

ただそれだけでいいと思っていたのは
いつまでだったのだろうか

寒さが床に広がって   初めて本当の淋しさを知る
一人で抱える膝は   何もない現実そのもの
窓の外を見たくて   指を伸ばし触れたガラスに
君の体温が残っている   そんなふうに思うほど

外はいつの間にか   青に沈んでいた
足跡のない道に   また途方に暮れる



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